フミ子さんの旦那さんの最期
フミ子さんは、9月1日から私たちをお家に泊めて下さりお世話してくださっている人です。
今年の7月にフミ子さんの旦那さんは亡くなられました。
5月の末から体調の異変を訴え笠岡の本土の病院へ。
癌でした。体のいたるところに転移しており、回復が難しい状況でした。
自宅で最期を迎えたいと帰宅を望みましたが、島には医者がいません。葬儀屋や火葬場もありません。結局本土の病院でお亡くなりになりました。
高齢者が多い飛島では“死”についての話はあまり触れたくない話なのだそうです。だからフミ子さんも旦那さんの話をあまり島内で話せないそうです。
働き盛りの20~40代皆無の島。それもそのはず。
仕事がないのですから。(海運業なら島で出来る気もするけど…)
高齢者は自分の体のことに頭がまわります。それが当たり前です。高齢者も島を背負わざるを得ないこの状況。どうしろと…。
ちなみに島の50代は2人。60代は島では少ない若手で、80~90代の方が多くを占めます。
島に若い人が戻らない。自然と離れていく…。島は、自分の生まれ故郷は存続して欲しいけど…。
簡単じゃないです。